2008年4月27日日曜日

シューゲイズはしていない

足下を凝視しながら轟音ギターかきならす

シューゲイザーとひとくくりにされるバンドの御三家は
マイブラ(my bloody valentine)
ジザメリ(The Jesus and Mary Chain)
ライド(The Ride)
と行ったところだと思いますが、結構音楽性違いますよね!?

端的に言って
・マイブラ⇒ベルベットアンダーグラウンド
・ライド⇒バーズ
・ジザメリ⇒フィルスペクター・ビーチボーイズ

僕はマイブラよりもジザメリの方が好きなんですが、
その理由は一聴してありがちなギターポップのようで
(というかありがちなギターポップがジザメリの亜流なのだ)
メロディが実はオールディーズ的なところだとふと思いました。
声も渋くて良い。そして1st「psycho candy」のあのエコー!!
まさにフィルスペクター的ウォールオブサウンドのエコー。
(音自体はウォールオブサウンドにはほど遠いスカスカですが)

「Just Like Honey」のイントロのドラムは「Be My Baby」でしょ!!

2008年3月31日月曜日

ジャガーさん

ギターでも車でもうすたでもなく
デトロイトテクノ屈指の名曲「ナイツオブジャガー」のことを
書きたいんです。

最近聴いてないなぁ、と思い実家に置いたままだった12インチを
用事で実家に帰った際にこの度、京都の寮に持ってきました。

ちょっと前に関西のクラブジャズオーケストラ「ハンドレッドバーズ」が
生演奏カバーしたことでも知られている曲ですが(ライブ2回観たけど最高)
原曲のクールかつホットななんともいえない高揚感。
まったくクラバーでない僕ですけど、部屋で聴いてもバシバシくるものが。



初期デトロイトの重鎮ホアンアトキンス率いるMODEL500が来日!
京都メトロに1人でもいいから行こうと思ってます。

2008年2月28日木曜日

紹介したいものが溜まった

そしてすでに更新を放棄しています。
自分のためだったはずなのに!


この前BJORKのライブを見て、そのとき初めて
2008年初ライブだということに気づきました。

今でも観なくて後悔しているライブが
Sufjan StevensとRufus Wainwright。ああ…。

ルーファスのジュディガーランドカバー「get happy」が
すごすぎるので元ネタとともに紹介。


本家。


ああ観たかった…。

スフィアンスティーヴンスはこれ。

もっと大人数で羽つけてやってるのが最高なんだけど遠くの視点しかないので。

いやー外タレパワーってのはやっぱすごいですね。
フェスとかにかまけてワンマンをないがしろにしてはいけない。
同時代で観ておくべきアーティストはたくさんいますからね。


最近ブックオフで「当たり」だなーと感じたCDも紹介します。
forro in the dark/
Bonfires Of Sao Joao
ジャケットも誘われる感じ、そして曲名を観てみるとポルトガル語。
しかしレーベルはニューヨーク。なにかビビっときますね。
さらにクレジットを観てみるとデヴィッド・バーン(トーキングヘッズの人ですよ)と
ハトリミホ(チボマットですよ)とベベウ・ジルベルト(ジョアンの娘ですよ)と
あるので、間違いない!と確信してレジ。500円。

ありましたYOUTUBE。

デヴィッド・バーン、年老いてさらにダンディさに磨きがかかっております。

フジロックこないかなー

2008年1月14日月曜日

自分史 中学後編

3大ギタリスト特集で放送した曲は完璧に覚えています。

・Led Zeppelin「over the hills and far away」

このPVを観て一番欲しいギターはレスポール!と思ってたんでした。
イントロのアコギの音もレスポールで出せるんだ!って本気で思ってました。

・ERIC CLAPTON「WHITE ROOM」

まさにこの「24 nights」ヴァージョンを観ました。でもなぜソロがカット!?
指きれいだなーって思って観てた記憶もあります。

・JEFF BECK「PEOPLE GET READY」

ロッドスチューワートという「旧友」に会うといった趣きの演出も
今観ると結構いいっすね。そしてこの曲がカーティスメイフィールドと
知るのはもうちょっとあとの話。


このころからギターマガジンを買うようになりました。
それでジミヘンドリックスを聴いて最高!って思ったんですが、
ブルースロックが自分は好きなんだとちょこっと勘違いしていました。
ジミヘンだけ明らかに別格だったのです。


ジミの手のでかさがよくわかる映像。
というわけであいかわらずツボなのはブラックミュージックだったんですが
全然気づいていなかったようです。


同時期、日本のアーティストではサニーデイサービスとBONNIE PINKが好きでした
(どちらもスペースシャワーの番組に出ていたからですね)
サニーデイを聴くと中三のときの冬を今でも思い出します。


それとどういった流れが完全に忘れてますがstone rosesにめちゃくちゃハマっていました。
「WATERFALL」

余談ですが、くるりの「リバー」という曲の冒頭はこれをパクってますね
(それにサボテンの花のアルペジオをかぶせるというところがなんというか)


おーひっさびさにローゼス聴いたけど、かっこいいな。
この辺のギターロックで好きなのはこのバンドだけだなー

自分史 〜中学前編

小6で「洋楽OK」になった僕はMTVを観まくっていました。
モデルの「HANAちゃん」そして「マーク・パンサー」がVJをやっていました。
あとは最近ではナレーションでよく聞く声の(ジャンクスポーツのナレーションや
ヘヴィメタさんにも出ていた)鮎貝健がいたなー。

BOYZ II MENが売れていたのがこの頃だったでしょうか。
「WATER RUNS DRY」という曲が良くって輸入盤を初めて買いました。




中学に入ると音楽好きはそのままに、親戚の影響でバスケを始めました。
小6まで長距離走大会ではビリ候補最有力だったほどの肥満児が
バスケを始めてめちゃくちゃ痩せたのだが今は隔世の感が…。

バスケと音楽。この結びつきは重要です。
なぜかというとバスケを観ているとよくヒップホップがかかっていたのです。
そして売れているヒップホップのビデオを観ると黒人ラッパーが
シカゴブルズやロサンゼルスレイカーズのユニフォームを着ていたりする。

そういった流れで中1〜2年の頃はヒップホップを聞いていました。
歌詞もわからず、ギャングスタラップばかり。
とにかくリズムだけで構成されている曲がかっこよかった。


好きだったのはノーティバイネイチャーとスヌープドギードッグ、
2PACやノートリアスBIGあたりでしょうか。あとmethod man。
こいつはウータンクランでも飛び抜けて低いナイスなフロウを醸し出しますよ。
この辺のラップミュージックが日本で流行ったのがだいぶ遅かったせいで
流行った当初は「なぜ今!?」と思った記憶があります。

method man feat.Mary J Blige

この暗さとあやしいシンセ音。そしてディープなドラムの音。か…かっこいい…
このPVでメソッドマンはFILAのバッシュ「グラントヒル」履いてるのを観て
あこがれて部活で履きました。あとNYヤンキースの帽子も買いました。本当の話です。


TLCのWATERFALLSは曲もいいけどPVが面白かった。


今ちゃんと聞くとかなりニューソウルな感じありますね。



そうそうそう、ニューソウルといえばこの辺りでスティービーワンダー好きになるんですが
そのきっかけがグラミー賞受賞式の「ディアンジェロ」と「トニーリッチ」の
スティービートリビュート演奏でした。



これ、必見!です。このときはまったく気づかなかったんですが、
同時に違う曲を2人が歌っています。しかも2番にいくと思いきや
2人同時に違う曲にいくという驚異的なアレンジ。最高すぎます。

ブラックミュージック漬けなこの頃、小6で洋楽を僕に教えた友人から
先に書いたように、ギター弾きなよと言われたのです。

ちょうどMTVで「3大ギタリスト」特集を目にし、「ギターいいな」と思ったのです。
これは後編にしよう。

自分史〜小6編(後編)

小6のころにリスニング環境に於いて文化的変化が。
ケーブルテレビが導入されました。VIVA多チャンネル放送。
MTVとスペースシャワーという音楽チャンネルが観放題。

この頃のスペースシャワーにはすでにいとうせいこうが出ており
APEを作る前のネイバーフッド時代のNIGOが、藤原ヒロシが
村上淳が出ていたような記憶があります。真心ブラザーズとか。
(余談ですがもうちょっとあとに「夕日のドラゴン」という番組が
始まり、その司会がトータス松本とユースケ・サンタマリアでした。
そういったわけで踊る大走査線にユースケが出たときは本当に驚いた)

スペシャとMTVの2本漬けでどんどん聴きまくる小学生。嫌だ…!そんな小6!

このころの友人からの影響で(その友人自体も兄の影響で)洋楽を僕に
薦めてきました。まずカセットテープを1本くれました。
「MR.BIG」の「BUMP A HEAD」でした。
ダビングしすぎでモコモコの音質。なんかよくわからん。
次にくれたのがガンズ&ローゼス。そしてエアロスミスとヴァンへイレンを聴けという。

自分のニューウェイブ精神の中にちょこっとだけロック魂が入った瞬間です。

好きだったのはガンズの「NOVENVER RAIN」


それとエアロスミスは「crying」


いやー懐かしい。YMOよりよっぽど懐かしい気がする。

中学でこの友人とは別の学校になったのですが
中1〜2くらいのときにエクストリームも教えてもらい、ギター弾こうよといわれたのです。

そういった展開が次回。

2008年1月13日日曜日

自分史を自分のために振り返ってみる(小学生高学年編)

・小4〜小6(前編)

小学4年生のときにある転機が。吹奏楽部入部です。
冬になると強烈に口まわりが荒れていたために
先生から「マウスピースは(口が荒れるので)やめなさい」
といわれ、その結果打楽器関係全般のパーカッション担当に。
ここでメトロノームと格闘し、本気でスティックさばきを
練習したおかげで猛烈にリズム感が身に付きました。
小6でダブルストロークとリムショットをマスター。
感動したのは「2拍3連」の存在(宇宙戦艦ヤマトで覚えました)。
2拍の中で3回叩きなさい。2は3で割り切れない。
しかし間に叩くよう意識するこのブレとなんともいえない気持ち良さ。
ポリリズムの萌え香がここに…!?

それと親戚の家で散乱していたCDシングル盤を聴き漁った経験がこの頃。
(母方の兄がカラオケボックスの店長をしていた経緯からかレンタル落ちの
シングル盤がまさに床に散乱していたのです)
その中でなんかこう、今までと違う変な感じ、
ストレンジなこのフィーリングはなに!?と思った曲が
YMOの「ポケットに虹がいっぱい」


この曲、プレスリーのカバーなんですが、この頃はそんなことも知らず
あやしいオッサンのコーラス(実はドゥーワップが下敷き)、
そして何よりこのシンセの怪しい響きに脳と体を打ち抜かれたのです。
YMOの存在もよく知らず(この曲再結成のときのだということももちろん知らず)
親にレンタル屋に連れていってもらってYMOのCDを毎週1枚ずつ借りてもらったのです。
(全部といっても5枚くらいだった。でもライブ盤がかっこいいなーと思っていたら
後々になってみれば最強メンバーだったといううれしい発見もありました)

が、それと同時にチャゲアスの大ヒットに普通なメンタリティな僕は
動かされてもいたのです。何度も貼っているけどこの曲が一番か。
・太陽と埃の中で

このアレンジは観たことなかった…!


そんでもって「ひらけ!ポンキッキ」がポンキッキーズに変わったのって
このころじゃなかったかなーと思ってまたwikiで調べたところ「1993年」
自分の記憶が正確なのは、ひとえに音楽のおかげです。

YMOと同時期におんなじ雰囲気の音楽がポンキッキーズから流れたのです。
・電気グルーヴ「ポポ」


これも胸わしづかみソングだったなー。
またしてもCDレンタルして聴きまくりました。
「ビタミン」「ドラゴン」と電気のある時期のピークだったこの2つのアルバムは
名曲ばかりが入っていて今でもときどき聴きます。N.O.に虹に。最高。


そういったわけでこのころ、親にしきりにレンタル屋に連れてってもらうのが
日課になっていたんですが、そうしているうちにオリコンチャートに入ってる
曲は軒並み借りてダビングしていた記憶があります。
そんな中にまた怪しい1曲があったのです。

・「今夜はブギーバック」小沢健二feat.スチャダラパー

これもはまった。めちゃくちゃはまった。
どれくらいはまったかというとオザケンのフルアルバムも借りて聴きまくり
スチャダラパーの置いてあったアルバムも全部借りて聴きまくりました。

というわけでニューウェイブとヒップホップの
マシーナリーなグルーヴ感にやられていた僕は今になっても変わってないようです。


ついつい熱くなるこの時期。2つに分けます。次は後編

自分史を自分のために振り返ってみる(低年齢期編)

みなさん、自分なりのリスニングヒストリーがあるかと思いますが
そういえば自分はどうなんだっけなー、と振り返ってみました。
こういうときこそYOUTUBE。実際に映像を見ながらだと趣き深さも増すものです。


・園児〜小学生低学年時代
意識的に聴いていたとすれば間違いなく戦隊モノ・アニソンだと思います。
が、あえてここでは無意識下から考えてみたい。

ここで「おかあさんといっしょ」と「ひらけ!ポンキッキ」が与えた影響を
外すことはできません。
前者番組の作曲陣にジャズピアニスト「渋谷毅」さんがいるのです。
(ここら辺のことについてはまた今度書いてみたいと思っています)

最初の音楽的ヒーローはおさむお兄さんとゆう子お姉さんです。
・ちょんまげマーチ(作曲渋谷毅!おさむお兄さんVer.ないのが残念。)

ジャングルポッケ、ミックスジュースという名曲もありました。

・ひらけ!ポンキッキでの印象深き曲「ホネホネロック」

この軽いブギー感。ギターのワウさばきはCREAM期のクラプトンのよう。
そして子門真人のソウルシャウト。

「まるさんかくしかく」「パタパタママ」も検索したら観れるので同年代は是非。

あとは教育テレビの「みんなのうた」に名曲多いですけどやっぱりこれか
・コンピューターおばあちゃん

必殺の坂本龍一アレンジ。このニューウェイブ感。
Wikiで調べたところこの曲が1981年。おなじテイストの矢野顕子の「ごはんができたよ」が80年。
僕の生まれたのが82年ですので、聴いていたときは最先端というわけではなかったんですねー。


小学1〜3年生くらいのときは何を聴いていたのかちゃんと覚えていないけれど
初めて買ってもらったCDは覚えています。
「やまだかつてないCD」(切なさをこめつつ苦笑)
WIKIによると
JOCX-TV PRESENTS 邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』とは、フジテレビ系列で1989年10月18日から1992年3月25日にかけて放送されていたバラエティ番組である。

ということなので7歳〜10歳のころ。おおばっちりこの時期か。

というわけで永井真理子「ZUTTO」


イントロから泣きそうだ…!小学生のころからこんな気持ちになっていたのか俺は…。



次は小学4年〜6年期です。

2008年1月5日土曜日

敬称略

70年代のムーンライダーズ鈴木慶一と
脳科学者茂木健一郎が似ているんだ。

ボーカルが鈴木慶一だ。

そして茂木健一郎















同一人物じゃないんだZE!!!!

2008年1月2日水曜日

2007年振り返り

1〜3月の学生時分の記憶がかすれるほど
4月からの9ヶ月間は精神的にしんどかったです。
そんな中、音楽だけは忘れずにいようと意識的に選び取った中、

2007年よく聴いたCD(別に新譜というくくりではなく)

・teasi「壁新聞」









teasiはCD買ってからますます好きに。
何年か前に観たライブもフラッシュバックしつつ。
というわけで歌詞からブログタイトルをとってみました。
名曲ばかりですが「生きててよかった」と「粘土」という曲が特に。



・長谷川健一「凍る炎」「星霜」








長谷川健一はとにかく全曲が良い。これはすごいことです。
諦めているようで諦めていない、
悲し過ぎもせず前向きすぎもしない歌詞と
ギター弾き語りありがちなフォークっぽいメロディでない、
かといって歌謡曲っぽい節まわしにならないメロディセンス。
ガケ書房から出るという過去のCD-Rボックスも楽しみにしています。

京都アヴァンギルドでのライブ動画。

・FEIST「The Reminder」









FEISTはフジのライブが素晴らしく、
そしてiPod nanoのCMソングでさらに盛り上がった感じです。
同時にプロデューサーのゴンザレスのピアノソロも聴いていました。

CMでおなじみソング。


忘れてはいけない、細野さんの新譜。
・HARRY HOSONO&WORLD SHYNESS「FLYING SAUCER 1947」








歌声が今までで一番良い。
グルーヴィンな「ボディスナッチャーズ」が最高。




曲単位ではPARAの「Arabesque」。
何度も見たParaのライブは今年も何度も見たい。

海外アーティストより情報の入りやすい近場のアーティストのCDを
聴いていたことが多かったように思います。
それと、CD買うよりライブ見ることの方が楽しくて。
あとはJAZZを聴く時間が増えました。っつっても偏ってますけど。

Rock on the rock・フジロック・渚音楽祭・朝霧とフェスは今年も多めに。
音楽はさることながらその場の雰囲気が楽しいフェスが最高です。
今年はRock on the rockは2daysらしいのが楽しみ。

鶴ロックのモノポリーズは隠れベストアクト。

この動画はハポンですね。
円盤の通販でCD-R買おうと思います。
名古屋のライブ見に行けない場所になってしまってるんでね…。

あまり行かなかったようなイベント
(ミナミホイールやらカウントダウンジャパンやら)も
行ってみました。自分に興味があるもの・ないものが
はっきりしたという意味で価値がありました。

今年はもう少しアウトプットを。それと人生の充実を。

将来的には仕事も色々と色々な感じなのでめげずに日々を過ごしたいですね。